新しい発想と高度な技術で、次世代のワクチンを開発
ワクチンの開発は、紆余曲折を経て得られた学術発展の業績を背景にしています。現代の医学、微生物学の問題を、新しい発想とより高度な技術を駆使して克服し、今後も求められる新しいワクチンの開発と製造をめざしています。
新型インフルエンザに対するワクチンの開発
2004年からアジアを中心に、世界的な感染拡大を見せている高病原性H5N1型トリインフルエンザのヒトへの感染が1918年のスペイン風邪のようなパンデミック(世界的大流行)を起こすのではないかと世界中で危惧されています。
国の危機管理に協力するため、遺伝子操作で弱毒化、そして不活化したウイルスを用いて、パンデミック予防対策用のワクチンを開発しました。2007年には製造販売承認を受け、国の指示に従ってワクチンの備蓄生産を行っています。
魚病ワクチンの開発
当財団は、海産魚のウイルスに対する有効なワクチンとしては世界で初めての、また魚類用注射法ワクチンとしては日本で初めての、『イリドウイルス感染症不活化ワクチン』を開発しました。近年では、α溶血性レンサ球菌症、さらにビブリオ病(J-O-3型)も予防できる混合ワクチン『イリド・レンサ・ビブリオ混合不活化ワクチン』の開発にも成功しました。
“治療”から“予防”へと、魚病対策に対する考え方の変化から、今後魚病用ワクチンの需要が増大することが予想され、さらなるワクチン開発・改良を行っています。
より良いワクチンをめざして
社会のニーズに答え、既存のワクチンをさらに改良していく努力を続けています。基礎研究に裏打ちされた確かな技術と工夫を活かし、近年、混合ワクチンの開発や、数々の不活化ワクチンに含まれる保存剤のフリー化にも成功しています。





