BIKEN 早わかり ガイド

BIKEN早わかりガイド

BIKENに興味をもっていただきありがとうございます。
ここでは、普通の企業とは少し異なるBIKENの特長を
コンパクトにお伝えしていきます。

BIKENの志

大学発ベンチャー

大学発ベンチャーとして
大阪大学に誕生。
約90年の
ワクチン開発の先駆者の歴史。

「日本国民を感染症から守るためには、海外との西の門戸である関西にも感染症研究機関が必要だ──」日本の感染症対策が発展途上にあった1930年代、細菌学者の谷口腆二博士の熱い思いは人々を動かし、篤志家山口玄洞氏による寄付をもとに、大学発ベンチャーの先駆けとして、1934年に阪大微生物病研究会(BIKEN財団)は生まれました。
世界初となる水痘ワクチンをはじめ、多くの日本初ワクチンを開発・供給し、人々の大切な命を守ってきました。
2017年には生産基盤のさらなる強化を目的として株式会社BIKENを設立。BIKEN財団と株式会社BIKENによる「BIKENグループ」として事業展開しています。

谷口 腆二博士
山口 玄洞氏

私たちの使命とめざす未来

優れたワクチンを通じて、
世界中の人々の大切な命を守る。

アカデミアとの連携、品質へのこだわりを大切に、多くの日本初のワクチンを産み出し供給するとともに、優れた臨床検査サービスなどを提供しています。

病の不安から解放された、
すこやかな未来をめざす。

いつもと変わらない日々を平穏に過ごせるのは、病気に対する不安がないから。すこやかな未来をめざし、独自の研究開発力・バイオ技術を通じて、社会の期待に応える成果を追求し続けます。

私たちが大切にすること

  1. 「志」を胸に

    人々のすこやかな未来のために

    • 自ら考え、自ら行動します。
    • 強いチームワークで、困難を乗り越えます。
  2. 「誠実」に

    命に関わる仕事であることを常に意識し

    • 高い倫理観を持って行動します。
    • 品質をつくるプロセスを大切に取り組みます。
  3. 「革新」に挑み続ける

    社会の変化や期待に応えるために

    • 柔軟な発想と挑戦する勇気をもって、革新に挑みます。

BIKENの強み

アカデミアとの連携

大阪を拠点に
オープンイノベーションを展開。

BIKENは1934年の設立以来、大阪大学微生物病研究所をはじめとする多くのアカデミアとの強い連携と独自の技術により数々のワクチンを開発し、世に送り出してきました。世界初の水痘ワクチンや日本初のはしかワクチンなどが代表的です。
大阪大学内に研究拠点を構え、アカデミアや研究機関との共同研究を活発に展開し、次世代を見据えたワクチンの研究・開発に取り組んでいます。

日本最多品目のヒト用ワクチン

感染症から人々を守り続けて90年。

BIKENは日本で最も多品目のヒト用ワクチンを供給しており、中でも多くの小児に接種されているポリオワクチンと水痘ワクチンは国内で唯一BIKENが製造しています。生まれたばかりの赤ちゃんからシニアまで、多くの人々を感染症の脅威から守っています。

BIKENの事業

ワクチン事業

大切な命を守るために。

赤ちゃんから高齢者まで、幅広い年齢層の人々を感染症から守るため、各分野のプロフェッショナルが連携して高品質ワクチンの安定供給に注力しています。提供するワクチンの種類は、国内随一。250項目以上の品質管理試験をはじめとする厳格な品質・安全管理によって、誰もが安心して接種できるワクチンの製造に取り組んでいます。

研究事業

「日本発・世界初」のワクチン開発に
挑む。

長年にわたるワクチン開発、製造経験を通して培ったBIKEN独自のバイオ技術とノウハウ。それらに、最新の免疫学の知見を加えることで、ワクチン開発の新たな可能性を追求しています。BIKENグループではワクチンの基礎研究とワクチン創製研究を次世代ワクチン開発研究センター(大阪)で、応用研究から製品化に向けた開発を技術研究センター(香川)で行っています。

検査事業

臨床検査を通して
地域の健康増進と公衆衛生に貢献。

独自の臨床検査技術とワクチン研究開発の知見を組み合わせた「バイオメディカルサイエンスセンター」は、大阪府の登録衛生検査所として、各自治体や医療機関との連携を通して健康増進と公衆衛生の向上に努めています。迅速診断キットなどの新たな技術開発にも挑戦するほか、文部科学省「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」にも参画しています。

学術助成事業

バイオサイエンスの次代を担う
研究者を育成する。

BIKENは「百年の計は人を育てること」という谷口腆二博士の精神を受け継ぎ、大学および研究機関等への研究助成に尽力しています。1962年から「BIKEN谷口奨学金制度」を通じて700名以上の若手研究者を支援。2020年度からは、微生物病等に関する研究を行う優秀な大学院博士課程の学生を対象とした返済義務のない給付型奨学金制度として再スタートしました。

職場としてのBIKEN

多様な人材

薬学、医学、生物学、農学から
機械工学まで。
多様な視点から生まれるアイデアを。

BIKENには、薬学や医学はもちろん、農学や機械工学まで、実に多様なバックボーンをもつ人々が一堂に介しています。異なる知識と考え方を備えた人々が、ひとつの目的のもとに集う「一座建立」の精神で、新たなアイデアを導き、革新的なワクチン開発を推進しています。

大阪・香川・東京、3つの拠点

基礎研究、製造・供給、渉外など、
それぞれに特化した拠点を展開。

BIKENは大阪・香川・東京の3つの拠点からなります。本社機能と基礎研究機能を持つ財団本部(大阪)は大阪大学のキャンパス内に位置し、アカデミアとの活発な連携を行っています。観音寺研究所(香川)はグループ最大規模の拠点であり、ワクチンの製造・供給・応用研究から製品化に向けた開発を担っています。東京事務所は医療関係者への情報発信や当局との渉外業務を担っています。