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国産ワクチン開発に「一座建立」で挑む
~理事長に就任して~

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一般財団法人 阪大微生物病研究会理事長米田悦啓

BIKEN財団は、1934年の創設以降、数多くのワクチンの開発と生産、供給を進め、社会に貢献してきました。今回のSARS-CoV-2感染症パンデミックの経験をふまえ、日本を代表するワクチンメーカーとして、求められる国産ワクチンを速やかに開発、生産できるよう、将来に向けた基盤改革を進めています。今後も、社会的使命を果たすため、直面する課題に真摯に向き合い、職員とともに新たな取り組みにも挑戦していきます。

新たな挑戦をしていくため、私には、大切にしたい言葉がいくつかあります。その中の1つに、「一座建立」という言葉があります。これは、私の大学時代の恩師の座右の銘です。もともとの意味は、お茶席で、亭主が心を尽くしてお客様をもてなし、お客様が感動で満たされたときに生まれる特別な一体感のことを指すそうです。私の恩師は、この言葉を、「いろいろな考え方、生き方の人間が、ひとつの場所に集まってひとつの物を作り上げる、築き上げるという意味で使っている」と言っておられました。

BIKEN財団には、様々な能力を持つ、多様性のある多くの職員が働いています。
「いろいろな人間が、ひとつの場所に集まって、人間性を磨きながら、素晴らしいワクチンを開発し、誠実に作り上げる。集いあったすべての人は、同じ場所で同じ時間を過ごす、かけがえのない仲間である」という考え方に立ち、夢と向上心を持って、日々、努力を怠らず、今後も世界中の人々の大切な命を守るための独自の取り組みに挑戦していく所存ですので、引き続き、BIKEN財団をご指導ご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。