職員インタビュー詳細

より優れたワクチンを世の中に出すため先人たちが積み重ねた
膨大な経験とデータをヒントに立ちはだかる数々の壁を越えていく
竹内 佑介
研究開発部門 研究部 改良研究課
2012年度入会/前職:臨床検査用機器・試薬メーカーの商品開発部

前職について
臨床検査用機器・試薬メーカーの商品開発部で感染症診断薬の開発を担当していました。
業務内容とそのやりがい
研究開発部門で、ワクチンの改良プロジェクトに携わっています。本プロジェクトでは、有効性・安全性を評価するための動物実験から、培養細胞やウイルスを扱った試験、機器を用いた作業まで数多くの業務を行います。
私が担当する製品は、臨床試験実施までに超えなければならない壁が数々あります。例えば、臨床試験でヒトに接種するためには、研究段階においてできる限り多くの試験データを積み重ね、慎重に評価して安全性を立証する必要があるため、『石橋を叩いて渡る』ような作業の連続です。突破口となったのは、先人の経験とこれまでに蓄積されたデータです。先人が残してくれた評価するためのものさしを、現代の我々がうまく利用し、応用することができたのです。
行く手を阻む数多くの問題をプロジェクトメンバーで一致団結し、あらゆる手段を使って製品化に一歩一歩近づいていくことが、私にとってのやりがいだと思います。
BIKENを選んだ理由
関西から地元四国へのUターン転職を考えたとき、学生時代や前職で関わった感染症分野の知識やスキルが生かせると思い、BIKENを選びました。
就職希望者の皆さまのメッセージ
80年以上の歴史を持つBIKEN。だからこそ必要とする人材は、固定観念にとらわれずにチャレンジする『新卒採用者』、そして、微研会にはない視点で物事を考えることができる卓越したスキルや専門知識をもつ『キャリア採用者』だと思います。こうした人材が既存の職員とともに仕事に打ち込んでいくことで、BIKENのイノベーションを巻き起こす力になると思っています。

1日の業務スケジュール
- 出勤
- メールの確認、返信
- ミーティング
- 実験または作業の準備
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実験(午前中は細胞継代等の実験がメイン)
・書類作成
・業者との打ち合わせ
・クリーンルームでの作業(凍結乾燥など) - ランチ
- メールチェック
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実験(午後はウイルス力価試験等のウイルスを扱う実験がメイン)
・書類作成
・業者との打ち合わせ
・クリーンルームでの作業(凍結乾燥など) - 実験結果のまとめ、ラボノート
- メールチェック
- 翌日の実験プラン、準備
- 資料作成、論文、特許調査
- 退勤

休日はよく家族でスタジアムに行き、サッカー観戦をします。