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2023/10/31

大阪大学のワクチン研究者への講演 ~実例から学ぶワクチン開発~

大阪大学先端モダリティ・DDS研究センター(CAMaD)※1は、国のワクチン開発・生産体制強化戦略にもとづく「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」において、シナジー拠点※2に指定されています。より安全性と有効性の高い新しいmRNAワクチン等の開発を目指すCAMaDの活動に、BIKENも参画しています。

CAMaD が10月に開催したセミナーに、BIKENグループから、株式会社BIKEN 技術研究センター長 五味康行が登壇し、「ワクチンの開発―実例をもとに―」というテーマで講演を行いました。このセミナーは、感染症ワクチン開発に関する人材育成や最新の情報収集を目的としたものです。初開催となる今回はハイブリッド形式で開催し、会場・オンライン合わせ、100名以上の参加がありました。オンラインでは大阪大学関係者を含め、フラッグシップ拠点および他のシナジー拠点等の外部機関からの参加もありました。

講演では、スムーズな製品化のために注意すべき事項などを紹介しながら、基礎研究から薬事承認取得までの各プロセスを解説しました。質疑応答では、スピーディーな医薬品開発に必要な視点や、新規ワクチンの評価指標等について意見交換がなされました。

※1 CAMaD(Center for Advanced Modalities and Drug Delivery System:先端モダリティ・ドラッグデリバリーシステム研究センター)

※2「ワクチン開発・生産体制強化戦略」を踏まえた国産ワクチン等の実現に向け、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)内に設置された先進的研究開発戦略センター(SCARDA)により『ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業』が2022年に開始されました。
世界トップレベル研究開発拠点(フラッグシップ拠点、シナジー効果が期待できる拠点)や研究開発をサポートする機関が決定され、平時から出口を見据えた関連研究を強化・推進します。
参考:国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)

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