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ワクチンの価値

2025/04/02

2025年4月から帯状疱疹ワクチンが定期接種に

2025年4月1日から、帯状疱疹が定期接種(B類疾病)の対象疾患に位置づけられました。
これにより、定期接種の対象者は、一部公費負担で予防接種を受けることができるようになりました※1

定期接種の対象となる方は下記の通りです。
・65歳の方
・60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
・ 2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に65、70、75、80、85、90、95、100歳※2となる方も対象となります
・免疫不全者、免疫抑制治療を受けている方は、後述の「生ワクチン(水痘ワクチン)」の接種不適当者に該当するため同ワクチンを接種できません。

  ※1詳細はお住いの市区町村にお問い合わせください。
  ※2100歳以上の方については、2025年度に限り全員対象となります 。


帯状疱疹予防に用いるワクチンには、生ワクチン(水痘ワクチン)と組み換えワクチンの2種類があります。
水痘ワクチンは、BIKENが世界で最初に開発しました。
日本において水痘ワクチンは、1987年の発売以降、小児の水痘(みずぼうそう)予防として使用されてきました。2014年には、定期接種※3になりました。
また、2016年に、50歳以上を対象とした帯状疱疹の予防としても効能が追加され、使用されてきました。

これから水痘ワクチンは、子どもを水ぼうそうから、高齢者を帯状疱疹から守る定期接種のワクチンとして、より多くの人々の健康を守ってまいります。

  ※3対象は、生後12か月から生後36か月に至るまでの間にある方(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日までの方)です。

 

関連記事
子どもたちを水痘から守る 切実な思いから生まれた世界初ワクチン(2023/10/31)

関連情報
帯状疱疹について詳しくはこちら
水痘について詳しくはこちら

参考
 帯状疱疹ワクチン 厚生労働省(2025/3/5閲覧)
予防接種施行令(令和7年4月1日 施行)

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