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2024/10/21

水痘(みずぼうそう)が大きく減った10年間~定期接種化10周年~

水痘ワクチンが定期接種に導入され、2024年10月で10周年を迎えました。

定期接種とは、法律によって実施される予防接種です。水痘ワクチンの定期接種対象者は公費により無料で接種を受けることができます。水痘ワクチンの定期接種の対象は、生後12月から生後36月に至るまでの間にある方(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日までの方)です。


水痘ワクチンの定期接種化後、高い接種率が維持されています。※1
小児科定点当たりの水痘患者年間報告数は、日本小児科学会の推奨以前の2000~2011年では平均81.4人/年でしたが、定期接種化直後の2015年は24.7人/年と減少しました。その後も緩やかに減少しており、2020年は10.1人/年まで減少しました※2
特に、5歳未満の報告数が顕著に減少しており、2000~2011年平均77.4%(範囲:75.4–79.0%)から2019年は30%、2020年は34%に減少しました※2

国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイトホームページ 水痘ワクチン定期接種化後の水痘発生動向の変化~感染症発生動向調査より・2021年第26週時点~(https://www.niid.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-idwrs/10892-varicella-20220113.html)(2025/4/15利用)より、「水痘小児科定点報告(集計対象期間:2000年第1週~2021年第26週,図1)」

水痘ワクチンは、高齢者に対する帯状疱疹予防としても定期接種化が議論されています※3

これからもBIKENは、水痘ワクチンを通じて水痘、帯状疱疹から人々を守っていきます。



※1 厚生労働省 定期の予防接種実施者数 https://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/other/5.html
※2 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイトホームページ 水痘定期接種化後の水痘発生動向の変化~感染症発生動向調査より・2021年26週時点~ https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-idwrs/10892-varicella-20220113.html
※3 第26回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会 2024(令和6)年6月20日 資料1-2

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