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ワクチンの価値

2023/10/31

未来の赤ちゃんを風疹から守る

妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんが先天性心疾患、難聴、白内障などの障がいを負う先天性風疹症候群(congenital rubella syndrome:CRS)を発症することがあります。
風疹はワクチンで予防できる感染症ですが、制度のはざまで、風疹の予防接種を受ける機会がなかった世代もあり、今でも数年単位で流行が起こることがあります。

「風疹をなくそうの会 『hand in hand』」は、妊娠中に風疹に罹って出産した母親と先天性風疹症候群の当事者の支援グループ。風疹を排除し、先天性風疹症候群の発生をゼロにすることを目標に、風疹予防接種の推進や、支援相談・情報提供等に取り組んでいます。
共同代表の可児 佳代さんは、ご自身の経験をもとに、活動に取り組んでおられます。「CRSを持って生まれた子どもに、母親は自分のせいで…という思いを一生背負い続けます。ワクチンで風疹を予防することができ、未来の命が守られます。また、多くの人がワクチンを打って風疹に対する集団免疫ができれば、様々な事情でワクチンを打てない人も守ることができます。まずは、ご自分が風疹の抗体を持っているか、ぜひ関心を持っていただきたいです。」

プロフィール

可児 佳代さん
風疹をなくそうの会 『hand in hand』
共同代表

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