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2024/02/02
2月4日は風疹の日。流行とCRSを予防する風しんワクチン
2月4日は風疹の日です。
風疹は、風疹ウイルスが原因で起こる病気で、風邪に似た症状と発疹が主な症状。通常三日程度で症状が治まるので、「三日はしか」とも言われています。風疹に伴う最大の問題は、妊娠20週ごろまでの妊婦の方がウイルスに感染すると、風疹感染が胎児にもおよび、胎児に先天異常を含むさまざまな症状を呈する先天性風疹症候群(CRS)が発生する可能性が高くなることです。そのため、ワクチンによる予防が重要です。
【CRSの主な症状】
風しんワクチンは、1975年にBIKEN財団が開発した、乾燥弱毒生風しんワクチンが国内で初めて承認され※、1977年から定期接種が行われるようになりました。現在は、1回目1歳~2歳未満、2回目5~7歳未満が定期接種対象となっており、ワクチン接種によって感染、流行を予防しています。
しかし、2012~2013年には20~40歳代の成人で風疹が流行し、CRSの症例も報告されました。さらに2018年の夏以降に再び風疹感染者が増加したことも一因となり、2019年2月から、予防接種制度変遷の影響でワクチンを接種する機会がなかった昭和37~53年度生まれの成人男性を対象に、風疹の抗体検査、および抗体価が十分でない場合にワクチンを接種できる、第5期定期接種が実施されています。
※BIKEN財団では、現在は単味の乾燥弱毒生風しんワクチンの製造、販売は行っていません